身の程をわきまえろ!男タカシのアラフォー婚活ブログ

ネット婚活でも意外と何とかなる!?婚活日記

バナナさん②顔も性格も最悪

後輩に紹介されたバナナさん(39歳)。
私と同い年で、彼女も婚活に苦戦しているらしい。


ちなみに私は喫煙者だし、人間性にも欠陥が多い。
そんな男でも良ければ。
後輩を通じてそう聞いてもらったところ、それでも是非♪ということだったので。
(メロンさんと別れ)婚活を再開したばかりの暇人だった私は、一度会ってみることにしたのだった。


神奈川にお住まいの彼女に合わせて、新宿から小田急線に揺られること30分以上。
そうして待ち合わせ場所に現れたのは、佐藤仁美さん似の元気な女性だった。
今の、一応そう付け加えておこうか。
昔はホントに可愛らしい女優さんだったよなぁ。なんて不謹慎なことを考えながらカフェへと辿り着く。


「タカシさんは何飲みます?」
「あっ、私コーヒーが苦手なんで紅茶にします」
「今日は近くまで来て頂いてホントにありがとうございます」
「タカシさんはお仕事何をされてるんですか?」
「私はしがないOLで」
「タカシさんモテそうですよね、こんなんでホントすいません」



うーん、息も付かせぬマシンガントーク。
まさにそんな感じだった。
まあ全然話してくれないよりもイイよね。
そんな風に思いながら、相槌マシーンと化す私。
八方美人が癖になってしまっているから、場を盛り上げるのはお手のモノであるが。
バナナさんに対してはそんな気を遣う必要もなさそうである。


「想像以上にカッコよくて驚いた」
そう連呼する彼女に「私のこと、事前にどう聞いていたの?」と水を向けると。


「ルックスも性格も最悪。でもお金は持ってるよ」だそうだ…


後輩くん…それはちょっと言い過ぎなんじゃ…


まあルックスはしょうがないし、私の性格も良いとはいえない。
というか、会ってガッカリされるのが嫌だから「くれぐれも期待させないようにして欲しい」とお願いしたのはたしかに私…
でも。
紹介するなら、もうちょっと言い方があるんじゃないの。
そう唖然とする私だった。


それにしてもバナナさんは、よくそんな男と会おうと思ったよね。そっちのが驚きだわ。
そう話してみると。


「出会いのチャンスは全部生かしたいから」


そんな返答が。
うん、さすが婚活歴の長い強者だ。なんだか妙に感心させられたものである。


こんな感じで第一印象はあまり良くなかった彼女。
ルックスも年齢も、けっして魅力的とは言い難い。


それでも。
話を続ける内に、不思議と楽しい気分にしてくれる。
そんなバナナさんに、少しずつ惹かれていくことになるのであった。