身の程をわきまえろ!男タカシのアラフォー婚活ブログ

ネット婚活でも意外と何とかなる!?婚活日記

続・リンゴさん⑩お家探しデート

札幌にお住まいのパインさん(26歳)と最初のお茶を済ませると。
意外なことに、どうやら少しは気に入ってもらえたようだ。
タカシさんさえ良かったら、また是非お会いしたいです。
そんなメールに「喜んで」と返し、続いてリンゴさんにLINEを送る。
うん、こうして文字にしてみると何だかプレイボーイみたいだな…
同時並行なんて当たり前の婚活ライフ。私も相当感覚がマヒしていたのだろう。
当時は特に何も感じなかったものである。


その後。搭乗予定の飛行機が大幅に遅れてしまい、関空に着いた時には既に0時を回っていた。
(もう勘弁してほしいなぁ)
これだから飛行機は好きになれないんだよ…
仕方なく、予約していたホテルをキャンセル。急いで近場のホテルを探す羽目に。
そうして疲れた体でベッドになだれ込むと、気付いたらそのまま朝を迎えていたのだった。


(うおっ、遅刻じゃんっ)
とりあえず遅れる旨をLINEするが、何故かなかなか既読にならない。
あれれ、どうかしたんだろうか。
とにかく待ち合わせ場所まで急いで向かっていると、彼女から返信が入った。
「私も少し用事を済ませてたところだから大丈夫だよ」
「ゆっくり来てね」
そうして約束の時刻から1時間以上遅刻してしまった私だったが、リンゴさんは晴れやかな笑顔で出迎えてくれたものだ。


「罰としてコーヒー奢ってもらうからね」


おいおい、なんだかご機嫌じゃない。なんか良い事でもあったの?
そう聞くと、どうやらお子さんを預けられる保育所が見つかったみたいだ。
ちょうどさっき話をしてきたところなんだ。そう嬉しそうに話す彼女は、着々と二人暮らしの準備を進めている。


「これから住むところを見に行くから付き合ってね」


そっか。もう既に相談なんて次元じゃないんだな。
電話で話を聞いてからさほど経ってもいないのに。
彼女の行動力にはなんだか感心させられたものである。
「タカシさん家に転がりこんでイイんなら、楽ちんなんだけどな」
笑顔で冗談めかす彼女に苦笑いの私。
はいはい。もう余計なことは言わずに一日カバン持ちを付き合いますよ。


こうしてリンゴさんの新居探しにお供していると。
(ホントに一緒に住むか?)
そんな台詞をついつい口走りそうになってしまう私であった。