疲労困憊で一刻も早く帰りたい私。
しぶるミカンさんを連れて、新宿駅へと向かう。

「それじゃあ」と、山手線に乗ろうとする私から、なかなか離れてくれないミカンさん。
いや、マジでもう勘弁して。

付いて来ようとするミカンさんを何とか振り切り、ようやく新宿を離れることが出来た。
はー。
この一日はなんだったんだろうか。

もう考えるのもめんどくさい。
乗り換えの駅に着いて、フラフラと歩いていると、ＬＩＮＥの着信でスマホが震える。
ミカンさんだ。
お礼やらお詫びやらがすごい長文で書き綴られていた。

ＬＩＮＥでこんなに長い文章見たことないなぁ。
そんなどうでもいいことを考えながら、とりあえず後で読もうと閉じる。
電車に乗るや否や、即爆睡したのだった。

最寄りの駅を寝過ごしつつ、ようやく自宅に帰ってくる。
その間に、ミカンさんから更に2件のＬＩＮＥが届いていた…。

「なんで返事くれないんですか」

そんな内容で、少し背筋が寒くなる。
いや、やっぱり無理だわ、これは。

そのまま放置し、眠りにつく。
その夜、人生初のブロックをしたのだった…