身の程をわきまえろ!男タカシのアラフォー婚活ブログ

ネット婚活でも意外と何とかなる!?婚活日記

祝・スイカ君⑤今日が結婚式

日曜日の昼間にスイカ君御一行と会うことになった私。

待ち合わせ場所に着くと、一番乗りでカズミの姿が。
カズミに会うのはそれこそ15年ぶり?いや、もっとか。
実に久しぶりに会ったかつての想い人は、(少しだけふっくらとはしたものの)相変わらず可愛らしかった。
つかの間、思い出話に花を咲かしていると、レイコとともにスイカ君が現れる。


「はじめまして」


そう軽く挨拶を交わす私達。
スイカ君は実に大人しい純朴そうな男性だった。
むしろ付き添いのレイコの方がその場を取り仕切る勢いで兄をけしかけている。


「ほら、ちゃんとご挨拶して」
「そんなんだからお兄ちゃんはダメなんだよ」


こらこら。初対面の他人の前で兄貴にそんな言い方をするもんじゃないぞ。
そうレイコをたしなめつつ、近くの喫茶店に向かう。


改めて眺めてみたスイカ君は、プロフィールに掲載されているカッコいい男性とはだいぶ違う。
へー、今の写真の技術はホントにすごいんだな。
男性でもこんなに変わるもんなんだ。
そう変なところに感心しつつ、本題へ入る私達。


相変わらずレイコがバーっと話す。
その様子は、過保護で出しゃばりなお母さんみたいだ。
問題はコイツなんじゃないの?
そんな風にも感じたものである。


あまり積極的に話す感じではないスイカ君をリードしながら、色々と話を聞くことに。
少しずつ緊張がほぐれてきたのか、意外とスムーズに成り立つ会話。
とりあえず完全にヤバイ人というわけでもなさそうだ。
失礼なことを言ってごめんなさい、そう心の中で謝る私。


まさに藁にも縋る思い。そんなスイカ君の熱意にほだされつつ、
「あくまでも個人的な意見ですよ」
「プロフィールを変えただけで、そんなに上手くいくほど甘いものじゃないでしょうし」


そう繰り返し前置きは伝えさせてもらう。
それでも是非!というスイカ君に対して、一応私が感じた点をお伝えする。
その上で「私だったらこうします」と例文的なコメントを発すると、一言漏らさずノートに書き写すスイカ君。


うん、そういうところが婚活に向いてないんだろうな。 
例文はあくまでも例文であって、大切なのは考え方のほうだ。
それを理解しないと、次はどうせメッセージ交換時に行き詰るだけ。


やんわりとそんな話もしてみたのだが、「分かりました!」とまたメモをする…
メモばかりとる人間は仕事が出来ない。そんな先輩の格言を思い出す私だった…


結局2時間ほどの滞在で、その日は解散となる。
しばらくはスイカ君から頻繁に連絡がきたものの、やがて音信は途絶え、ずいぶんの時が過ぎた。


当人のことなど完全に忘れた頃。
ある日突然メールが届く。


「結婚することになりました!」


おー、マジか。
久しぶりに電話で話したスイカ君は本当に嬉しそうで、私も素直に幸せな気持ちにさせられたものだ。
タカシさんのおかげです。そう何度も繰り返すスイカ君に「それは関係ないよ」と伝える私。
代わりに。


「いつかこの話をブログにでも書いていいか」
「それから、絶対に式には呼ぶなよ」


そう冗談めかして祝福するのであった。
今までブログなど書いたことのなかった私。
スイカ君との出会いが、本ブログを始めたきっかけであったことは間違いないだろう。
いや、唯一の目的といってもいいかもしれない。


イカスきみへ
今日の結婚式に参加できなくて本当に申し訳ない。
だからせめて、この一言を書き添えておきたかった。


末永く、お幸せに。