メロンさん③すぐに誘ってみる
意外なほど順調に進むメロンさんとのやりとり。
もちろんピーチさんが大本命ながらも、一度お会いしてみたい気持ちがどんどん強くなっていく。
連絡先交換が最初のハードルではあるが、ここはそれほど問題ではない。
メッセージ交換に手応えがあれば、ほぼクリアできるといってもよいだろう。
最大のポイントは、最初のお誘いをした時だ。
ここが最もフェードアウト率が高い鬼門。
「メロンさんさえ宜しければ、もう少しお話できたら嬉しいです」
そんな決まり文句で連絡先交換には成功する。
あとはいつお誘いするか。
もう少しお話できたら、なんて言いながらすぐに誘うと、あっさり撃沈するパターンも。
そんな思いで、一週間ほどLINEのやりとりを続けるのが通例。
だが、今はちょっと事情が違う。
ピーチさんに心惹かれ、正式に付き合いたいな。
そう思っている真っ最中だったからだ。
ダメならダメで問題ない。
「メロンさんさえ宜しければ、少しお茶でも如何ですか」
「今週か来週辺りの日曜日で、一時間ほどお時間の取れる時があれば」
「あっ、もちろん既に予定があったり、まだ早いかなと思われたら無理しないでくださいネ」
さっそくそんなメッセージを送ってみる。
さて、どうなることか。