身の程をわきまえろ!男タカシのアラフォー婚活ブログ

ネット婚活でも意外と何とかなる!?婚活日記

カシスさん③すっかり心を奪われる

鉄板焼き屋さんでは珍しい女性のシェフ。
とても感じの良い方で、初対面の二人にとって良いアクセントになってくれたものだ。


「今日が初めてのデートなんですよ」
「お姉さんの料理にかかってますからね」


そう冗談めかしてシェフをいじると、彼女もノリ良く対応してくれる。
私がデートの時にちょくちょく鉄板焼きを選ぶのは、こういう理由も大きいんだろうな。


本日のおススメなどを伺いながら、早速乾杯することに。
どうやらカシスさんもお酒は強くないようだ。
私はあんまり甘くないさっぱりした感じので。彼女には明るいイメージのカクテルを。
メニューも見ずにそうお願いすると、上手いこと仕上げてくれるのも有難いよね。


「博多にはよくいらっしゃるんですか」


乾杯した直後、カシスさんから改めてそんな質問を受ける。
仕事で時々顔を出すが、福岡の人々は総じておおらかというか、人懐っこいというか。
そして程良く都会で、食べ物はもちろん何でも美味しい。
そのため、私はとても気に入っている街だ。


「博多にはけっこう来ますし、とても気に入ってますよ」
「住む場所を自分で選べるんなら、福岡か仙台の二択ですねー」


彼女は博多生まれの博多育ち。地元を褒められたからなのか、何だかとっても嬉しそうだ。
こんな会話をきっかけに、それからは実に楽しい時間を過ごすことが出来た。
いや、本当に楽しくて、あっという間に時間が過ぎていったものである。


綺麗だけど控えめで、でもけっして卑屈には感じないカシスさん。
笑顔がとにかくチャーミングな女性。
そんな彼女に、文字通り心を奪われてしまったようだ。


またお会い出来たらいいな。
心底そう思った私。
博多駅まで彼女を送り、近くのホテルへとチェックインすると、すぐにお礼のLINEを送ってみる。


「本当に楽しかったです」
「カシスさんさえよろしければ、またお会い出来たら嬉しいです」


すると、すぐに返事が返ってくる。


「こちらこそ、わざわざ博多まで来て頂いてありがとうございました」
「本当に素敵なお店だったし楽しかったです」
「ご馳走様でした」


さてと。
残念ながら彼女の返信には、次回に関するキーワードは無く。
これじゃあさすがに、今日はもうかぶせられないよなぁ。
翌日は少し友人と会ってお礼をし、その足で博多を後にしたのだった。


それからも毎日、カシスさんとはLINEを続ける。
私のテンションと彼女のそれはたぶん違う。そんなことは分かっているが、すっかり惚れてしまった私はめげていられない。
二度目のデートにお誘いしてみることに。


「今週か来週辺りで、良かったらまたお会いして頂けませんか」


そう送った当日に、彼女からの返信はなかった。
そしてその翌日も。


ふー、やっぱりダメでしたか…
諦めかけたその次の日。彼女からLINEが届く。


「お返事遅くなってしまって本当にゴメンなさい」
「良かったら、電話で少しお話できませんか」


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(追記)
本文とは何の関係もありませんが。
婚活に疲れ気味の私が、元気を頂いているブログです。


『悲劇な人生より喜劇な人生』
素敵なキャッチコピーですよね。



「人生は、それを感じる人間にとっては悲劇であるが、それを考える人間にとっては喜劇である」
そんな名言もありましたっけ。
今日から新年度ですね。良い週末を♪
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